理想的な結晶とは一定の構造単位を空間に限りなく繰り返し構築していくことによって形成される
すべての結晶の構造はある格子の各格子点に一つの原子団を所属させる形で記述できる
この単位構造が空間に繰り返し並べられるとそれは結晶を形成する
周期的配列をした結晶の原子モデルは絶え間なく一点の曇りも無い
定義された完全体である結晶個体と比較して
有機的物質体であるヒトはその不確定性と不完全さを持つがゆえに
自己再生機能も自己制御機能もまた不完全であり有限である
ただしその不完全さを補填するためか精神という未知の物質・波動とも呼べないものよってもまた構築されている
精神からくる感情という機能に汚染されつつも創造し続けるのがその特徴である