Nov 18, 2012

大切なもの

大切なものなんて
選べるはずもない

身近なものに手を差し伸べて
遠く離れたものを手離せるはずもない

声の届く距離の人を疎かにして
顔も名前も知らない見ず知らずの人を愛でれるはずもない

それでも
遠く離れて声の届かない距離にいるのなら
あたしはそっと心を届ける

心の届く範囲を
あたしは大切にする

Nov 6, 2012

ひとりよがり

世の中に不思議なことなんて
きっと何も無いんだ

それはたぶん
あたしたちが無知なだけ

気付いてあげられないこと
理解しようとしないこと
受け入れられないこと

不条理なのは世の常で
不可思議なのは公式にあてはめようとするから

Nov 2, 2012

視線を遮るものは

思いもかけない人たちがあたしを見ている
気がつきもしなかったし
考えもしなかった

人の目線は苦手だ
視線を感じると
逃げ出したくて仕方が無くなる

それでも人に生かされているあたしは
視線に晒されながらも
人に感謝する