物心ついた頃から
あたしは何も変わっていない
あの頃から
あたしには思い出が無い
思い入れる出来事も
思い入れる出会いも
ただただ希薄で
思い出を持ちたくない
客観的に自分を眺めているだけの
そんなあたしがいた
何も思い出せないのは
きっとそのせい
今もあたしには
思い出が無い
Sep 27, 2012
Sep 22, 2012
不確実性記憶
何が本当だったのか
何が大事だったのか
すべてが曖昧で
すべてが不確実
ほんの少し前のことのはずなのに
僅かにしか思い出せない
あたしの気持ちですら
ここに留め置くことが出来ない
記憶は塗り重ねられ
意識は薄れゆく
何が大事だったのか
すべてが曖昧で
すべてが不確実
ほんの少し前のことのはずなのに
僅かにしか思い出せない
あたしの気持ちですら
ここに留め置くことが出来ない
記憶は塗り重ねられ
意識は薄れゆく
Sep 7, 2012
目が覚めない夢を見よう
どんな夢を見ていても
刻が満ちれば覚めてしまう
ほんの一瞬温かさに包まれてたとしても
瞬きする間も与えられず冷めてしまう
夢の中こそがあたしの夢
眠りの中へ
どうせならば
目が覚めない夢を見よう
刻が満ちれば覚めてしまう
ほんの一瞬温かさに包まれてたとしても
瞬きする間も与えられず冷めてしまう
夢の中こそがあたしの夢
眠りの中へ
どうせならば
目が覚めない夢を見よう
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