大切なものなんて
選べるはずもない
身近なものに手を差し伸べて
遠く離れたものを手離せるはずもない
声の届く距離の人を疎かにして
顔も名前も知らない見ず知らずの人を愛でれるはずもない
それでも
遠く離れて声の届かない距離にいるのなら
あたしはそっと心を届ける
心の届く範囲を
あたしは大切にする
Nov 18, 2012
Nov 6, 2012
ひとりよがり
世の中に不思議なことなんて
きっと何も無いんだ
それはたぶん
あたしたちが無知なだけ
気付いてあげられないこと
理解しようとしないこと
受け入れられないこと
不条理なのは世の常で
不可思議なのは公式にあてはめようとするから
きっと何も無いんだ
それはたぶん
あたしたちが無知なだけ
気付いてあげられないこと
理解しようとしないこと
受け入れられないこと
不条理なのは世の常で
不可思議なのは公式にあてはめようとするから
Nov 2, 2012
視線を遮るものは
思いもかけない人たちがあたしを見ている
気がつきもしなかったし
考えもしなかった
人の目線は苦手だ
視線を感じると
逃げ出したくて仕方が無くなる
それでも人に生かされているあたしは
視線に晒されながらも
人に感謝する
気がつきもしなかったし
考えもしなかった
人の目線は苦手だ
視線を感じると
逃げ出したくて仕方が無くなる
それでも人に生かされているあたしは
視線に晒されながらも
人に感謝する
Oct 28, 2012
Oct 15, 2012
未来写真
写真を整理するのは苦手だ
だってそこには
過去に見てきたものしか写されていないから
どこにも未来は写っていない
写真に収めた時点で
今刹那があっという間に過去に変わる
過去を触れたくないあたしがいるから
写真を整理するのが苦手なのだ
すべて納得した
すべて納得できた
とりあえず今は
ただの磁気データの羅列として
おやすみ
だってそこには
過去に見てきたものしか写されていないから
どこにも未来は写っていない
写真に収めた時点で
今刹那があっという間に過去に変わる
過去を触れたくないあたしがいるから
写真を整理するのが苦手なのだ
すべて納得した
すべて納得できた
とりあえず今は
ただの磁気データの羅列として
おやすみ
Oct 1, 2012
脆さと儚さ
いつもあたしは
あたしを遠くから見つめる
そもそも感情は不要なものだ
好きでもないし
嫌いでもない
大切でもないし
粗末でもない
不用意にあたしは
あたしを直視しようものなら
そもそも掛け替えは不要なものだと気付かされる
存在が希薄なことは
むしろ尊いことだ
あたしを遠くから見つめる
そもそも感情は不要なものだ
好きでもないし
嫌いでもない
大切でもないし
粗末でもない
不用意にあたしは
あたしを直視しようものなら
そもそも掛け替えは不要なものだと気付かされる
存在が希薄なことは
むしろ尊いことだ
Sep 27, 2012
客観性自分
物心ついた頃から
あたしは何も変わっていない
あの頃から
あたしには思い出が無い
思い入れる出来事も
思い入れる出会いも
ただただ希薄で
思い出を持ちたくない
客観的に自分を眺めているだけの
そんなあたしがいた
何も思い出せないのは
きっとそのせい
今もあたしには
思い出が無い
あたしは何も変わっていない
あの頃から
あたしには思い出が無い
思い入れる出来事も
思い入れる出会いも
ただただ希薄で
思い出を持ちたくない
客観的に自分を眺めているだけの
そんなあたしがいた
何も思い出せないのは
きっとそのせい
今もあたしには
思い出が無い
Sep 22, 2012
不確実性記憶
何が本当だったのか
何が大事だったのか
すべてが曖昧で
すべてが不確実
ほんの少し前のことのはずなのに
僅かにしか思い出せない
あたしの気持ちですら
ここに留め置くことが出来ない
記憶は塗り重ねられ
意識は薄れゆく
何が大事だったのか
すべてが曖昧で
すべてが不確実
ほんの少し前のことのはずなのに
僅かにしか思い出せない
あたしの気持ちですら
ここに留め置くことが出来ない
記憶は塗り重ねられ
意識は薄れゆく
Sep 7, 2012
目が覚めない夢を見よう
どんな夢を見ていても
刻が満ちれば覚めてしまう
ほんの一瞬温かさに包まれてたとしても
瞬きする間も与えられず冷めてしまう
夢の中こそがあたしの夢
眠りの中へ
どうせならば
目が覚めない夢を見よう
刻が満ちれば覚めてしまう
ほんの一瞬温かさに包まれてたとしても
瞬きする間も与えられず冷めてしまう
夢の中こそがあたしの夢
眠りの中へ
どうせならば
目が覚めない夢を見よう
Aug 12, 2012
なりたいもの
時々考える
どうすれば子供になれるだろうかと
本気で考える
小さいころはよく聞かれた
大人になったら何にないたいかと
あたしはいつも即答した
大人にはなりたくないと
今はもう
将来のことを誰かに聞かれることは無い
それでも本気で考えている
子供になる方法を
どうすれば子供になれるだろうかと
本気で考える
小さいころはよく聞かれた
大人になったら何にないたいかと
あたしはいつも即答した
大人にはなりたくないと
今はもう
将来のことを誰かに聞かれることは無い
それでも本気で考えている
子供になる方法を
Aug 2, 2012
Aug 1, 2012
100億年の夢
ひととひとは
いつか必ず分かりあえると
あたしは信じてる
でもひとの一生は
あまりにも短く
あまりにも儚い
望んだことの1ppmすら
選んだことの1ppbすら
達成することなく
あたしは生涯を終える
いつか必ず分かりあえると
あたしは信じてる
でもひとの一生は
あまりにも短く
あまりにも儚い
望んだことの1ppmすら
選んだことの1ppbすら
達成することなく
あたしは生涯を終える
Jul 17, 2012
夏の終わり昼の終わり
今年は夏がやって来ない
あたしの嫌いな夏
やっと叶った
次は昼がやってこない
そんな時が来るだろうか
あたしの嫌いな昼
叶うだろうか
ずっと願ったことは
希みがなくなることだから
あたしの嫌いな夏
やっと叶った
次は昼がやってこない
そんな時が来るだろうか
あたしの嫌いな昼
叶うだろうか
ずっと願ったことは
希みがなくなることだから
Jun 27, 2012
Jun 26, 2012
矛盾仮説
なぜひとを殺してはいけないのか
ひとはひとを殺せるんだよ
ひとを殺すのを恐れているだけさ
ひとに殺されるのを恐れてるだけさ
王は民を守るために殺すの恐れてはいけない
兵は矛に貫かれるのを恐れてはいけない
君は花をも虫をも殺してきたはずさ
ひとも殺せる
ひとはひとを殺せるんだよ
ひとを殺すのを恐れているだけさ
ひとに殺されるのを恐れてるだけさ
王は民を守るために殺すの恐れてはいけない
兵は矛に貫かれるのを恐れてはいけない
君は花をも虫をも殺してきたはずさ
ひとも殺せる
Jun 18, 2012
Jun 15, 2012
Jun 14, 2012
不自由さ
ねぇ
君は自由だよ
どうして自由にそらを飛ばないのかい?
君に失うものなんてないはずだよ
ねぇ
君は自由だよ
どうして答えを見て見ぬふりするんだい?
君は自由になりたいんでしょ
ねぇ
君は
始めから自由だよ
君は自由だよ
どうして自由にそらを飛ばないのかい?
君に失うものなんてないはずだよ
ねぇ
君は自由だよ
どうして答えを見て見ぬふりするんだい?
君は自由になりたいんでしょ
ねぇ
君は
始めから自由だよ
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